2016年4月23日土曜日

【RMM250号掲載】485系1000番台盛アオA3編成 未公開画像集とか

 ご無沙汰しております。さて、既にご存知の方もいらっしゃるかと思いますが…


 21日発売のRMモデルス250号に拙作が掲載されました!
 30ページからの「485系1000番台青森車両センターA3編成」を製作しました。

 実は今回、同誌に掲載されているモデラー友人が作品を作っているという話を聞き、自分も何か作りたいと話を持ち込んで実現したもの。
 製作開始が出遅れた故、最新ネタや人気列車は既に他の人に取られていると思い選んだネタが…


 コレ。ちょうど製作開始時期に再生産となり運よく入手。


 実は485系を手にしたのは初めて。その形態については本をさらっと読んだ程度の知識しかなかったので加工ポイントを一から洗い出すことに。 

 
 電動車妻面ダクトのエラーは今回製作する際初めて知りました…


 この辺りは配線が入り組んでいるので弄って差を付けたいところ。

 というわけで誌面ではご紹介できなかった写真とともに製作記をもう少し掘り下げてご紹介します。


 まずはこれ。青函仕様には欠かせないPS26パンタグラフ。はつかりの青函トンネル内140キロ運転開始に際し、高速運転時の架線への追随性向上の為常用している第1パンタグラフ側のみ交換が行われました。
 現在トミックス製品では同じく青函トンネルを走行していた485系3000番台白鳥セットでのみ装備しているものですが、分売は6月予定ということが既に分かっており、さあどうしようか…

 とその時、友人モデラーから在庫にしているものを使ってもいいという連絡が。本当に助かりました。


 そして装着。加工不要でそのまま取り付けできます。パンタ分売開始の暁にはお手軽にはつかり時代の485系を再現することが可能です。


 また、非常口は腐食対策でJR化後撤去され完全に埋められました。絞りラインを崩さないように注意しながら均していきます。


 車掌室窓も同様の理由で小型化の上交換されています。製品で同様の形態になっているのが新潟車両センターT18編成セットにあるのですが今や入手困難。潔く加工することにしました。


 一旦埋めて開け直しています。ガラスは積んでいたクロスポイントキハ53 500番台の貫通扉窓を使用。Hゴムモールドが無塗装で細めだったので選びました。(仮にキットを組み立てることになってもトミックスのガラスで何とかできるんじゃないかと…さてどうなんでしょ)


 床下に移設されたコンプレッサーはGM103系のバルクパーツより。これもモデラー友人にGMストアーで調達してきてもらったもの。


 実車には耐寒カバーが付いているとのことですが一から設計する時間と技量が無かったのでこのまま取り付けました。


 妻面の加工はご覧の通り。電動車のダクト形状の変更、便所換気扇フードの追設及び移設、手すり別体化及び一部移設、ステップ立体化、銘板パーツ取り付けといった内容です。


 またモハ484では交直切り替えスイッチから妻面・床下に通る配管を立体化してみました。曲げるのが非常に難しかった…






更に屋根配管の一部立体化・追設、電話アンテナの設置を行っています。


 座席はこんな感じ。古い動画を元に塗ったので実物とは色合いが異なると思います…


 6両そろって一枚。妻面標記もモデラー友人に都内模型店で在庫を探してもらいました。(レボリューションファクトリーでメーカー在庫なし、店頭在庫のみ)


 前面ステップが薄いモールドでイマイチだったのでバルディローズ製パーツで立体化。



 屋上のディテールはご覧の通り。配管別体化、高圧線追加、色差しで密度を大幅に上げています。


 車掌室窓改造の成果。手作業なのでクオリティにバラつきがあったのでそれが反省点。
 そしてさりげなく主張するレア幕。


 青函ATC搭載車の証である機器室ルーバーがない点検蓋とC標記。

 意外と手間のかかるネタでした。485系のバリエーションの詳細をよく知らなかったのでその把握に時間がかかったというのもありますが。コレそのものの製品化はおそらくないでしょう(笑)
あってもこの編成の現在の姿である仙センA1+A2編成でしょう。仮に出たら床下と屋根を塗ってしまえば青森時代を再現できるのですが…
 
 こうして思いも寄らない形で485系もコレクションに加わりました。そして早くも今年の落成車輛が2ケタ達成(笑)これからどれだけ増やせるか…


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