2013年10月21日月曜日

【クーラー換装他小ネタ】続々・はまなすガチ勢に送る加工レシピ集(完)

 前回のあとがきでクーラーが手に入らないと嘆いてはいたものの…


 何とか1袋入手しました。とりあえず開封。


 カーペットカー搭載のものと比べると…実は無塗装なのです。塗装する必要があります。


 またtomixの屋根板にも取り付け可能です。しかし、かなり穴がキツいことや目一杯押し込んでしまうと屋根との隙間がなくなってしまいます。プラ板を咬ませるなどしていい塩梅で固定する工夫が必要です。


 クーラーの塗装ですがご覧の通り屋根とは色が異なります。明灰色にルーバー・ファン部分がステンレスに塗り分けます。


 灰色9号を吹いた後、マスキングします。大量にあるので休憩を挿みつつコツコツと。


 ステンレスはガイアのダークステンレスシルバーにした上でつや消しでコート。艶が有りすぎると屋上機器としては不自然に見えてしまうので。こちらはスハフ14 557。全換装車です。

 
 スハフ14 555を横から。ステンレス部に軽く墨入れをしています。


 こちらは一部換装されている車両群。手前からオハ14 535、510、508。この凸凹感が何とも言えませんね。


 これで現行版はまなすの完成です。選ぶ車両によってはクーラーが1袋では足りなくなりますのでご注意を。皆様もぜひチャレンジして見てください。


 そして国鉄版14系も仕上げます。タヴァサからこんなインレタが出ていたのを知り調達してみました。ホ標記は国鉄時代を再現するには必須です。


 上がKATOはまなす、下がタヴァサインレタを貼ったtomix14系です。文字の大きさはほぼ変わりませんが、タヴァサの方が太字です。KATOはまなすの改番に使えそうです。


 急行「天北」国鉄最末期仕様も完成です。宗谷線の14系急行といえば寝台車を組み込んだ編成が真っ先に思い浮かびますがオール座席車編成も1編成組まれ、稚内行き下り「宗谷」とこの札幌行き上り「天北」に使われていました。

 とりあえずこれで14系ネタは一区切りです。KATO・tomixともに出来がいいのでぜひ手を入れてお好きな時代のお好きな列車に仕立ててみてください。


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2013年10月14日月曜日

【KATO・tomixに使える】続・はまなすガチ勢に送る加工レシピ集

 前の記事を投稿してから1日のアクセス数平均が普段の2倍になっております。ありがとうございます。何だかんだではまなすは人気なんですね。

 さて、今回もはまなすの加工レシピ集です。tomix版にも使えるものもあります。

○KATOはまなすを繁忙期12連にして余ったオハネフは…

 北海道所属でオハネフ25初期型で開放式B寝台車はセットの3の他に7があります。今回は7に改番して北斗星の2号車にしてみます。


 手持ちに過去に銀河モデルで出ていた北斗星用のステッカーがあったので使いました。


 改番にはレボリューションファクトリーの青20号マスクインレタの上に手持ちのtomix北斗星のインレタを使いました。多少文字が大きいかな?こだわる方は同じ文字の大きさのインレタを探してみてください。

○KATOはまなすのダブった車番を何とかする


 繁忙期12連にするには増結セットを2つ用意する必要があり、スハフとオハ1両ずつ車番がダブりますのでそれを何とかします。
 まず前出の青20号マスクインレタで元の番号を隠します。製品指定の用途外(本例は北斗星用)ですがオハネフで使った時と大差は無いように感じました。


 tomixはまなすセット付属のインレタには現存の車両全車のナンバーが収録されています。今回はそれを使いました。これも文字が少し大きいです。今後サードパーティーのメーカーからインレタが出るのかわかりませんが、こちらもこだわる方は別途お探しください。

○細部ディテールを追加してみる


 北海道の14系といえば客用扉のマーキングが意外と目立つものです。今回はトレジャータウンのインレタを使用しました。(トレジャータウンのページにも作例の写真が載っています。)自動ドア標記を灰色にしたのは汚れを表現するためです。
 どちらも極少の標記なので貼り付けの際は標記の周りに少し余白を残して裏からナイフで切り出し、テープ等で固定して転写することをおすすめします。


 右がKATO、左がtomixです。tomixの方は国鉄末期に14系に置き換えられた急行天北にしてみました。はまなすのヘッドマークを耐水ペーパーとラプロスで削り落として裏からペンギンモデルのヘッドマークシールを貼り付けています。また国鉄時代はスハフの貫通扉に車掌室の標記があるので自動ドア標記収録のものを使います。
 余談ですが国鉄時代、スハフのジャンパ栓は貫通扉側のみホースが取り付けられていたようですので、それに合わせてパーツを取り付けてあります。


 車掌室側より。国鉄時代は自動ドア標記は車内側に向けて貼り付けられていたので外から見ると文字が反転していました。JRになってから外側に貼り直されたようです。
 また、はまなすの方は以前まで自動ドア標記が貼り付けられていましたがここ1、2年で剥がされてしまい殆ど残っていないようです。今回はクーラー換装後の最新仕様にするので自動ドア標記は貼り付けないことにしました。

 トイレ側です。tomixの方にはボディマウント式TNカプラーに急行型電車用トイレタンクパーツをつけたものを装備しました。トイレ窓は白を着色。筆でなぞるというよりは滴下するような感じで凹部に色を溜め込んでいくと綺麗に着色できます。

 ナンバーは国鉄時代は北海道専用を示す「○ホ」標記が必要なのですが…現在検索中です。出てきて手に入ったら紹介できれば。



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新型クーラーを大量に買い込む人がかなりいるようで。総本山通販では開店前には既になくなっていたという事態が。地方民涙目。

2013年10月4日金曜日

【KATOはまなす製品レビュー】はまなすガチ勢に送る加工レシピ集

 8月・9月とtomixとKATOからまるで競作をせんとばかりに続けてリリースされた今や日本最後の夜行客車急行となった「急行はまなす」。
 私は「はまなす」としてはKATOのものを、そしてノーマルな14系500番台が欲しかったのでtomixの方は増結セットを購入しました。もちろんはまなすの方は繁忙期のフル編成である12両分。


 
 で、なぜこんな記事のタイトルなのかというと…
この列車が大好きなんです。やっぱり。
大学時代や一時期函館に住んでいた時にはお世話になりました。
この列車がきっかけで夜行列車というものに非常に惹かれていったと言っても過言でもありません。
車齢が高く、内外装もすっかりくたびれてしまってはいますが、それがいい。


 というわけで急行はまなすが好きで堪らない「はまなすガチ勢」な私が製品のグレードアップについてポイントを幾つかご紹介したいと思います。

 製品に関しては他のブログ等でご紹介されているかと思いますので詳しくは語りません。いつものKATO製品のクオリティで安定した出来です。で、問題はここからです。


 スハフ用のジャンパ栓パーツです。もちろん編成端はホース有りですが連結相手によってホースの有り無しを選択する必要があります。


 試しに取り付けてみると問題発生。車体色とパーツの色が全然違います。パーツの方が青味が強すぎます。目立って仕方ありません。材質の問題もありますが。というわけでここでひと手間。


 ジャンパ栓パーツにプライマーを塗った後、青20号とつや消し黒で筆塗りしました。若干色味が異なりますが、見た目が大幅に改善されました。



8号車と7号車



7号車と8号車



3号車と2号車
 
 中間のスハフは使用するジャンパ栓の関係で号車により取り付けるパーツの組み合わせが異なります。実車を観察の上取り付けます。


 増結する場合は車両によりサボを付属のステッカーで変更する必要があります。私のような繁忙期フル編成である12両編成の場合、3号車を指定席に、基本セットの7号車を11号車に、増結セットのスハフ1両を8号車に、増結セットのオハを自由席にかつ1両を10号車にします。

 

 そしてKATOはまなすの目玉といえばコレ!カーペット車のみにですが新型クーラーが搭載されています。




 数年前まではカーペットカーのみでしたが現在では老朽化が進んだためか他の車両でも換装されているのが確認できます。全て換装済みのものもあれば混載しているものもあり、現在の姿を再現するためには欠かせません。


 セット中のドリームカー、508であればこんな感じになります。この新型クーラー、Assyパーツの設定があり、近日分売が予定されているそうです。こだわる方はAssyパーツをゲットして現在の姿を再現してみてください。


 今回はこんな感じで一旦お開きですが、もう少しこだわってみようと思います。


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