2013年4月28日日曜日

【FUJIMIミク電】みっくみくにしてやった2012

雪ミク電車2012を仕上げてみました。


台車は薄く削り、ランナー引き伸ばし線でダボ付けします。


このように台車の穴に差し込んで接着すれば強度が上がります。



床下機器もできるだけキットのパーツを使用するために動力ユニットのモールドを削り落としパーツを薄く削って取り付けました。


動力ユニットは片台車駆動なので反対の付随台車側に運転台周りのパーツを仕込む余地があります。現物合わせしながら大きさを決め、塗装して取り付けました。運転台のマスコン・計器類は両側に、仕切りと運賃箱(カードリーダー部分のみ)は付随台車側に取付可能です。


内装を組み込んだ効果はご覧の通り。仕切りとマスコンが見えて実感的。人形を乗せると更に実感的。方向幕シールもガラスの内側に貼り付け。


極小パーツで取り付けが大変ですが、バックミラーも取り付けました。取り付け位置が凹んでいるので位置決めに困ることはないですが、そのまま接着するのは強度的に不安。というわけで丸型ミラーは0.7mm穴を開けて差し込み、角形ミラーはアームより細い真鍮線でダボ付けして差し込みんで取り付けました。


屋根をウェザリングマスターで汚してみました…が、実車は冬季間の限定運行だったので、こんなに汚れていたんでしょうか(笑)






完成しました。なかなかのプロポーションです。他の車両も作ってすれ違い走行を楽しんでみたいものです。


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2013年4月14日日曜日

【FUJIMIミク電】みっくみくにしてやんよ

かなりご無沙汰にしてました。

今回はFUJIMIのミク電の加工ポイントを紹介したいと思います。


早速出てきたのは2012年版。既出ですがデカール貼り付け済みの一体ボディです。デカールの印刷の質や貼り付けの精度などがどうも納得がいかないという声が多く見受けられます。ミク関連の商品を多く手がけているメーカーさんなだけに何とかしてほしかったところです。


グレイスモデル函館市電8000形との比較です。


ほぼ実車の1/150の寸法になっており、函館市電8000形に比べ全長・全高が大きくなっています。


ディスプレイモデルということでパーツにはパンタグラフ及び床下・室内パーツがありますが、やはり動力を組み込むにはどうすればいいのか?という話になります。ちなみにパンタグラフはパンタ台パーツの碍子を削り落として近似のtomix小田急VSE用のPT7113-Dを付けました。


動力はもちろん鉄コレ路面用TM-TR01を使いますが、函館市電8000形が「長」で収まったのに対して、この形式は更に全長が長いので更に長くする必要があります。
そこで写真の通りユニット下部の長さを調節するツメを加工。「長」より長くできるようにし現物合わせで長さを調節。固定にはネジを使いました。
これで一応収まったのですが、付随台車の集電板がモーター側の集電板から外れやすくなってしまうことに。直線上の走行には支障はありませんが路面レイアウトのカーブ走行時にはどうなるか…対策が必要になるかは今後検証する必要があります(;´д`)
台車枠はパーツの裏側を薄くなるように削った上でランナー引き伸ばし線をダボ付けして取り付けました。


次に2013年版にはデカール剥がしの実験台になってもらいました。IPA使用も考えたのですが、失敗してお釈迦にできない理由があったのでリスクの少ない方法を取ることに。食器洗剤を垂らした水の中で爪やヘラ、爪楊枝などでゴシゴシ擦って地道に落とした結果・・・


綺麗に剥けました。


「!!」最初は試行錯誤で金属で削ってたのでよく見たら細かい傷が。塗装の時は下地をしっかり作らなければ…


あと個人的に気になった点。ライトがヘッドライトだけレンズを入れるというちょっと中途半端な仕様。別パーツ化して裏からレンズを入れるようにすれば顔が引き締まるのでは?


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2013年3月28日木曜日

【俺の名は】キハ54 ルパン三世ラッピングトレイン レビュー【ルパン三世】


 今日は、釧路の鉄道模型ファンにとって待ちに待った日でありました。仕事が終わった後、真っ先にミヤケ模型さんへ。


  そうなんです。あのキハ54ルパン三世ラッピングトレインの発売日だったのです。早速引き取ってきました。
 地元なので当然ですが道東限定盤パッケージ。特典として浜中町ガイドのパンフレットがついてきました。今のところ、このパッケージでの販売は基本的にはミヤケ模型さんのみだそうです。他にもどこかでやっているんだろうと思っていたのですが、意外なことになっているようです。
 実はこの製品、ミヤケ模型さんの話がきっかけで商品化に向けて動き出したという一品です。地元の方のアクションがこのような一大プロジェクトになったというのは嬉しい話ですね。
 
 で、肝心の中身は…









 ベースは先日更新後の姿でリニューアル発売と相成ったGMのキハ54 500番台。それにほぼ実車通りのラッピング塗装を施したものです。版権元の厳しいチェックのもと、GMが製造を担当し他だけあり印刷は美しいの一言です。側面の不二子の右のモンキー・パンチ氏のサインも印刷されています。コレクターズアイテムとして是非お勧めしたい一品であります。

 と、ここまでは他のブログでは既出ですが、当方は鉄道模型に重きを置くブログですので、ここから更にディープなところまで掘り下げていきたいと思います。

 この製品はあくまでGM社製品ベースであり、1両の単品であるが故、連結用のカプラーの装備は見送られ、ダミーカプラーのみの装備で他の車両と連結ができない、そしてディテールに乏しいという問題点があります。
 実際、実車は単行での運用がメインではありますが、朝・夜の列車やイベント列車や網走方面での運用では2両での運転もあったりするのでやはりカプラーの装備は不可欠ではないでしょうか。

 というわけで加工してtomix社のTNカプラーをつけてしまいたいと思います。


 キハ40用TNカプラーを使いますが、そのまま付けると車体に収まらないので手前から1つめと2つ目の穴の間にさらに1.1mmの穴を開けて取り付けます。スカートはそのまま使えますが、ダミーカプラーが接着されているのでこれを外します。





 干渉箇所があるので台車・TNカプラーは削って加工します。


 上手く取り付けできました。

 さらに標記・アクセサリを追加します。


ワンマンステッカー・架線注意標記は付属ステッカーより。


 優先席ステッカー・ドア注意ステッカーはトレジャータウンのインレタより。


ヘッドマーク掛けもトレジャータウンのパーツより。


製品のままだとうっすらと枠が印刷されているだけなので付けると表情が引き締まります。


釧路方先頭にジャンパ栓をつけました。製品は根室方にヘッドライトがついているので行先は快速ノサップ根室行にしました。お隣は過去作で最近台車をN-DT54に換装した花咲線色。







 とりあえず完成です。そのままでも楽しめますし工作派でも手を入れる余地がある製品です。より実車に近づける加工をすることによってさらにカッコよくなるはずです。



 おまけ。先月、検査入場し綺麗になって運用復帰しています。今回の検査で貫通扉の渡り板、ジャンパ栓、銘板がグレーに塗り直されました。この姿にするのもいいかもしれません。

 
 駆け足でレビューと工作実例をやってみましたがいかがでしたでしょうか?
 皆さんもぜひお買い求めいただければと思います。道東限定版はまだまだミヤケ模型さんの方に在庫があるとのことなので興味のある方は検索してみてください。 

 3月28日追記:
 本日、通常版もミヤケ模型さんに入荷したそうです。通常版のパッケージの実車写真は私も参加している「釧路臨港鉄道の会」のメンバーが撮影した写真が使用されています。皆様もぜひ手にとってご覧いただければと思います。
 

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