今日は、釧路の鉄道模型ファンにとって待ちに待った日でありました。仕事が終わった後、真っ先にミヤケ模型さんへ。
そうなんです。あのキハ54ルパン三世ラッピングトレインの発売日だったのです。早速引き取ってきました。
地元なので当然ですが道東限定盤パッケージ。特典として浜中町ガイドのパンフレットがついてきました。今のところ、このパッケージでの販売は基本的にはミヤケ模型さんのみだそうです。他にもどこかでやっているんだろうと思っていたのですが、意外なことになっているようです。
実はこの製品、ミヤケ模型さんの話がきっかけで商品化に向けて動き出したという一品です。地元の方のアクションがこのような一大プロジェクトになったというのは嬉しい話ですね。
で、肝心の中身は…
ベースは先日更新後の姿でリニューアル発売と相成ったGMのキハ54 500番台。それにほぼ実車通りのラッピング塗装を施したものです。版権元の厳しいチェックのもと、GMが製造を担当し他だけあり印刷は美しいの一言です。側面の不二子の右のモンキー・パンチ氏のサインも印刷されています。コレクターズアイテムとして是非お勧めしたい一品であります。
と、ここまでは他のブログでは既出ですが、当方は鉄道模型に重きを置くブログですので、ここから更にディープなところまで掘り下げていきたいと思います。
この製品はあくまでGM社製品ベースであり、1両の単品であるが故、連結用のカプラーの装備は見送られ、ダミーカプラーのみの装備で他の車両と連結ができない、そしてディテールに乏しいという問題点があります。
実際、実車は単行での運用がメインではありますが、朝・夜の列車やイベント列車や網走方面での運用では2両での運転もあったりするのでやはりカプラーの装備は不可欠ではないでしょうか。
というわけで加工してtomix社のTNカプラーをつけてしまいたいと思います。
キハ40用TNカプラーを使いますが、そのまま付けると車体に収まらないので手前から1つめと2つ目の穴の間にさらに1.1mmの穴を開けて取り付けます。スカートはそのまま使えますが、ダミーカプラーが接着されているのでこれを外します。
干渉箇所があるので台車・TNカプラーは削って加工します。
上手く取り付けできました。
さらに標記・アクセサリを追加します。
ワンマンステッカー・架線注意標記は付属ステッカーより。
優先席ステッカー・ドア注意ステッカーはトレジャータウンのインレタより。
ヘッドマーク掛けもトレジャータウンのパーツより。
製品のままだとうっすらと枠が印刷されているだけなので付けると表情が引き締まります。
釧路方先頭にジャンパ栓をつけました。製品は根室方にヘッドライトがついているので行先は快速ノサップ根室行にしました。お隣は過去作で最近台車をN-DT54に換装した花咲線色。
とりあえず完成です。そのままでも楽しめますし工作派でも手を入れる余地がある製品です。より実車に近づける加工をすることによってさらにカッコよくなるはずです。
おまけ。先月、検査入場し綺麗になって運用復帰しています。今回の検査で貫通扉の渡り板、ジャンパ栓、銘板がグレーに塗り直されました。この姿にするのもいいかもしれません。
駆け足でレビューと工作実例をやってみましたがいかがでしたでしょうか?
皆さんもぜひお買い求めいただければと思います。道東限定版はまだまだミヤケ模型さんの方に在庫があるとのことなので興味のある方は検索してみてください。
3月28日追記:
本日、通常版もミヤケ模型さんに入荷したそうです。通常版のパッケージの実車写真は私も参加している「釧路臨港鉄道の会」のメンバーが撮影した写真が使用されています。皆様もぜひ手にとってご覧いただければと思います。
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手を加えるとリアルになりますね♪
返信削除製品化には当方が製作した改造がミヤケさんで展示した事により目に留まりプロトタイプとして企画に使用された経緯があります!
茉莉花様
削除コメントありがとうございます。
あのモデル、ミヤケ模型さんに行く度に拝見しております。プレゼンにも駆り出されていたとはまさにプロトタイプですね。