実演モデラーが見た第20回ＪＮＭＡフェスティバル ～2日目～

　2日目は実演ではなく、一般来場者として参加しました。年に1度程度しか東京に行けないので会場外でのお買物と、他のモデラーの技を見たいのもありまして。

　何だか耳の痛いことをおっしゃっております(笑)

　というわけで今回は一緒に参加したモデラーの実演の模様をお送りしたいと思います。

　尚、ネット上でありますので、ＨＭでご紹介します。

※撮り忘れが多発していた為、一部1日目の画像を使用している箇所があります。ご了承くださいm(__)m

〇さるぴお氏

　製作中のＧＭエボリューション103系の仕上げ作業を実演。この日は暑かったので撮影時はご覧の通りクールダウン中。

仕上げということで細かい作業が続く中、サクサク進めていくさるぴお氏。

　103系と201系が似合う展示ジオラマケースが作品を引き立てています。

　氏の代表作と言ってもいいでしょう、Ｎゲージマガジン掲載のＥＦ６４ ７７お召し機。

　他にも力作が勢ぞろい。

　これまたＮゲージマガジン掲載の113系とクモヤ。

　東急電車もカッコよくグレードアップしています。

〇南ヒナ氏

　今回のモデラー合宿の発起人であり、今回一緒だった若手モデラー達の中心的な存在でもある彼。

挑んだのは今回限定品のＢＯＮＡ７３系キットの組み立て。

　そして何と２日目はニコニコ生放送での工作実演配信でお馴染みの富士川車輌工業の富士川梓氏ご協力の下、工作実演の模様をネットで生放送しておりました。

　若いながらも経験豊富な腕前で手際よく組み立てていきます。

　展示作品もこれまたスゴイ。ＴＭＳコンペ入賞の７３系御殿場線やＮゲージマガジン掲載の103系中央線。 　

　そしてＲＭＭ掲載の変わり種、103系訓練車。

　屋根の妻面側の微妙な車体色の吹込みがポイントです。

〇味醂醤油氏

　５人の中でも異色ともいえる実演を行っておりました。

　エナメル塗料で車体をシャバシャバと…

　そしてできたのが廃車体のダメージボディ。こういうのはあまり見れないので貴重です。

　更に更新車の特徴でもあるポリウレタン樹脂系塗料塗り屋根の汚し表現も。

　下地表現のサンプルとウォッシングを駆使した微妙な汚れ表現の見本。

　色褪せと錆浮き、塗装剥がれの表現。

　微妙に色味・下地表現が異なる屋根。

　ステンレスの質感を塗装で再現。鉄道模型で「魅せる」とはこういうものなんだと言わんばかりの素晴らしい作例の数々。思わず見入ってしまいました。

〇アルスター氏

　唯一ハンダ付けによる電機キット組み立てでした。

　熱気ムンムンの会場内で２日間、延べ６時間のハンダ付け工作を敢行。熱い中お疲れ様でしたm(__)m

　この他にも金属キット組み立てには欠かせないキザケ刷毛をルーターを使って手入れするという実用的な実演を行っていたのですが…写真を取り損ねましたorzこれには物珍しさもあってか観客の注目が集まっていました。

〇かぶぬしの下僕氏

　うって変って大ベテランの氏の実演はデカール貼り付けなのですが…スミマセン写真が見つかりませんorz

 代わりと言ってはなんですがＴＭＳコンペ受賞経験もある氏の素晴らしい作品の数々をご覧ください。

　ネコ社のＮゲージハイパーモデリング掲載のきのくにシーサイド。

　ラウンジの客室内を椅子・テーブルに至るまで再現。

　バスコレの切り継ぎ作例。

　昨年の実演の完成作例である８１７系。

　四国の気動車・トロッコ貨車

　16年前の作品であるＤ51 498。

　実車の取材を重ねＫＡＴＯ旧製品をここまで作り込むという腕前には頭が下がります…

　超絶作例の数々に触れるという楽しい時間はあっという間に過ぎ、ＪＡＬ最終便で帰路へ。

　夕日を浴びてのフライトとなりました。

　帰った後はテイクアウトした南蛮酊のザンタレで独り打ち上げ。こうしてこの遠征の幕が下りたのでした。

　実演モデラーの皆様、２日間お疲れ様でした。そして素晴らしい実演と作例を見せていただきありがとうございました。

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