遂に江差線の旅が始まります。
6:53発江差行初発列車に乗り込みます。
旅のお供はキハ40。函館近郊のローカル列車は全てこの車両です。
車内は同業者が半数以上を占めていたようですがお盆ということもありお墓参りに出かける沿線住民の方も多数乗車時満員状態に。お年寄りが多かったのでいつも利用している人たちに迷惑をかけられないので席を譲り立席で車窓を楽しみました。
五稜郭を出ると函館のベッドタウンの北斗市上磯地区の住宅街の中を走り、上磯より先からは津軽海峡に函館山が浮かぶ車窓が進行方向左側に広がります。泉沢辺りまでは並走する国道が線路の下を通るのでより近くに海が見えていいビュースポットではないかと思います。
そして約1時間で木古内に到着。既に新幹線の建設工事がかなり進んでいます。近いうちに駅前周辺も大規模な再開発が始まるそうです。ここでは後続のスーパー白鳥号の接続の為長時間停車です。
その間に限定台紙付き乗車券を購入。実は函館からのきっぷはあえて木古内までのものを買って乗りました。木古内からはこのきっぷで江差を目指します。理由は後ほど。
木古内からは電化された主要幹線である津軽海峡線と分岐し純然たるローカル線に。山間を走ります。そして走るスピードもかなりゆっくりに。路盤もそうですが急カーブが他の線区と比べると割合が多い印象。特に吉堀-神明間はそれに25‰勾配も加わり線路を軋ませながら進んでいきます。
稲穂トンネルに入るまでの一部区間の後方展望を撮ってみたのでご覧下さい。かなりの揺れでしたが雰囲気を保つためあえて手ぶれ補正なしで公開します。
ここから先はウトウトしてしまい中略・・・
上ノ国を出ると日本海が車窓に広がってきます。暫し海の眺めを楽しんで・・・
終点江差に到着です。
初めて訪れましたが、凄く懐かしさを感じました。特定地方交通線指定を受け廃線になっていった路線の駅舎でこんなのがあったなぁという印象です。戦後の鉄道輸送最盛期に建てられて今まで大規模な改装を受けていない駅舎だそうで。
1時間後の折り返し列車で戻るので、しばし町内観光をしてきました。
歩いて10分ほどで海へ出ます。…徒歩で1時間で回るには少々厳しい(^_^;)
というわけで駆け足で回ります。
この地で沈んだという徳川幕府の軍艦、開陽丸の実物大モニュメント。
いにしえ街道に入り、ウロコイ辻薬局さんに立ち寄り辻 晴穂さんの写真展を見てきました。9月いっぱいまでだそうです。ご本人様と話ししたりできたらよかったのに。もうちょっと時間が欲しかった。
歩きで1時間で回るのはこれで限界。いにしえ街道を半分も行かないうちに北前坂を登り駅へ引き返します。ニシン御殿の数々や姥神大神宮、江差追分会館は訪問断念。フルで回るには昼の列車で戻る日程でないとダメですね。
急いで江差駅へ戻り、10:27発木古内行に乗り込むのでした。
次回へつづく!
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