3回にわたってお送りしてきた江差線の旅ですが、これから訪れる方の参考になればということでここで今回の旅の行程と費用について紹介したいと思います。
私の今回の行程は…
○往路
函館6:53 → 江差9:17
○復路
①江差10:27 → 湯ノ岱10:58 -徒歩10分、湯ノ岱温泉・上ノ国町国民温泉保養センターで入浴
②湯ノ岱13:38 → 木古内14:13 -急行食堂へ立ち寄り
③徒歩約30分で禅橙寺へ
④渡島鶴岡15:54 → 木古内15:58(えさし1号・8月18日まで運転)
⑤木古内16:34 → 函館17:45
○運賃
函館→木古内 810円 木古内→江差 900円
江差→湯ノ岱 440円 湯ノ岱→木古内 440円 渡島鶴岡→函館 900円
で、注目してほしいのが運賃です。青春18きっぷや北海道東日本パス利用であれば気にすることはないのですが通常運賃で乗る場合、函館-江差間で1回でも途中下車をすると通し運賃より運賃が安くなる現象が発生するケースがあることが今回の旅で分かりました。
○通し運賃 函館-江差 片道1790円
○今回のように途中下車をすると・・・
①木古内で途中下車した場合
函館-木古内 810円 木古内-江差 900円 計1710円
②木古内・湯ノ岱で途中下車した場合
函館-木古内 810円 木古内-湯ノ岱 440円 湯ノ岱-江差 440円 計1690円
何と最大で運賃が100円安くなるケースが存在します。途中下車して最寄駅のアクティビティを体験したらきっぷ代が安くなるなんてどこかの旅行パックがやっているようなことが自分でできちゃうんです。このケースだと朝一番で江差まで行き、湯ノ岱温泉でお風呂入って、木古内で急行食堂の焼きそばを食べるなんていうプランだと運賃を一番節約できます。浮いたお金を入浴代・お食事代に回せますね。
お金に余裕がある方は函館-木古内間で特急列車を使うという手もあります。函館観光もセットで考えている方には函館での滞在時間が調整できるという意味で有効な手段になるでしょう。
また、今回は平日だったので利用できませんでしたが、今年12月23日までの日曜日・3連休の場合は土日祝には江差町内では観光名所を回る無料周遊バスが運行されています。列車の発着に合わせての運行で江差町内の移動時間短縮には絶好な手段として活用できると思います。(函館バスでの運行とのことです。)
今回参考にさせていただいたのはJR北海道函館支社で発行している江差線観光のチラシです。HPからもDLできるのでこれから行こうと考えている方はぜひ参考にして頂いて自分なりにプランを立てて楽しんでいただければと思います。
私なりに江差線観光のヒントをまとめてみました。活用して頂ければ幸いです。それでは良い旅を。
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2013年8月15日木曜日
【乗り鉄】江差線 札幌発0泊2日弾丸ツアー その3 江差→湯ノ岱→木古内→函館→札幌
帰りはぶらり途中下車の旅です。車窓から何気なく撮った写真から幾つか。
山間はこの天野川(天の川)に沿って走ります。先日の大雨の影響もなく非常に綺麗な清流でした。川釣りを楽しんでいる方もちらほら。途中下車して水遊びしても良さそうですね。
時間がぽっかり空いてしまったのでまた違う場所を目指します。
津軽海峡線と江差線との分岐点。
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中須田駅。コンクリートの基礎に乗ったダルマ状態のヨ太郎さんがいい味出してます。
山間はこの天野川(天の川)に沿って走ります。先日の大雨の影響もなく非常に綺麗な清流でした。川釣りを楽しんでいる方もちらほら。途中下車して水遊びしても良さそうですね。
で、私は湯ノ岱駅で下車。ここでは鉄道ファンにとって堪らない光景が。
湯ノ岱-江差間は今や風前の灯火となったスタフ閉塞区間。列車の発着があるたびにスタフの授受が駅員を介して行われます。これも廃線とともに消えてしまう光景なので押さえておきたいところです。が、撮影したいからといって乗っている列車から降りて撮影に夢中になって乗り遅れたり列車の運行を遅らせたり駅員さんの業務の妨げになるような行為は控えましょう。
湯ノ岱駅。前述の通りスタフ授受業務があるので山中の小さな集落の駅にもかかわらず有人駅です。
Nゲージレイアウトにできそうな光景です。木古内側はこんなに急曲線なんです。
途中下車の目的はココ。湯ノ岱温泉です。こんな暑い日に温泉なんてと仰る方も多いかと思いますがここの浴場には35℃(泡風呂)・38℃・42℃と3種類の温度のお風呂が用意されています。夏であれば熱いお湯に入ってから35℃の泡風呂に入って涼むという入り方をすれば入浴後にダラダラ汗をかくということはないと思います。私もこの入り方で1時間以上入ってました。オススメです。
またお風呂だけでなく食事処や休憩所もあります。休憩所ではかつて江差線を走った臨時列車のヘッドマークや写真展が開催されています。休憩のついでにご覧になってはいかがでしょうか?
※撮影禁止なので写真をお見せできないのが残念です。ぜひ現地でご覧下さい。
私は食事後、次の列車の時間まで休憩室でいつの間にか寝てました。それくらいゆっくりできる場所です(笑)
そして13:38発函館行きで木古内へ向かいます。ここで列車の待ち合わせがあるとのこと。で、やってきたのは…
臨時列車えさし2号です。ここでスタフの交換が行われましたがこちらが先発で両列車の先頭が離れていたこともあり撮影は断念。
湯ノ岱を出て再び急カーブと25‰急勾配に挑みます。
木古内手前で新幹線高架を潜ります。共演することが叶わないのが残念です。
木古内駅で下車します。で、向かった先はもちろん…
急行食堂さんなのですが…移転準備のため休業中でした。駅前再開発の為、警察署の近くへ移転することになりました。入口の貼り紙によると11日から移転再開とのことでしたが、多忙でそれも叶わず10日頃までここで営業していたそうです。移転再開は早くてもお盆明けとのことです。
焼きそばが食べられず残念ではありましたが、そのままの形で建物が残っていて撮影することができそれだけでも来て良かったです。
時間がぽっかり空いてしまったのでまた違う場所を目指します。
津軽海峡線と江差線との分岐点。
炎天下の中ひたすら歩きます。
あ~列車来ちゃったよ!待ってくれ~(笑)
で、着いたのは境内の中に線路があるというお寺、禅橙寺。このアングルから山門の中に通過する列車を収めたかったのですが、あと一歩のところで追い越されてしまいました(笑)
それでもこの珍しい光景に暫し立ち止まり見入ってしまいました。
本殿は小ぢんまりとしたもので地元の方が集まるお寺さんのようでした。お墓参りに訪れた地元住民の方々が大勢参拝に来ていました。
廃線後、この光景はどうなってしまうんでしょうか?レールを剥がしてしまうんでしょうか?気になるところです。
聖地巡礼も終わり、最寄りの渡島鶴岡駅から函館へ戻ります。
ここに駅ノートが置いてあったのでハンドルネーム名義で一筆書いてきました。もしこれから訪問する方で興味がありましたらぜひ。
木古内までひと駅だけですがえさし号に乗ります。
実はこの列車、車掌が乗務しているのですが、終点の木古内まですぐ着いてしまうので補充券と乗車記念証は列車内でもらうことができず、結局木古内駅でお願いしてゲットしました。
そして乗車券購入の序でにキヨスクでオマケのミニサボも購入。
そして函館へ戻ります。
函館到着後、市電でベイエリアへ移動。
函館人のソウルフード、ハセガワストアのやきとり弁当で夕食。ここはイートインができるので購入後そのままお召し上がり可能です。もう懐かしくて懐かしくて。一口ひと口噛み締めながら食べてました。
ラッキーピエロでもおつまみになるものを購入。
再び駅へ戻ります。既に暗くなり、もうすぐ函館を離れるという寂しさが襲ってきます。ここにも行きたかったな…
帰りは最終の特急、スーパー北斗21号。キハ283なんですね…大丈夫?(笑)
※結局5分遅れました。札幌手前まで寝落ちしたため原因不明。
ここでラッキーピエロで買ったおつまみを開封。チャイニーズチキン串(3個入り)とケチャップ付きのフライポテト。これで一杯ヤッちゃいました。チャイニーズチキンの甘ダレが病みつきになるんですよね。さすがバーガー日本一の具材!
というわけで無事札幌へ帰り0泊2日の珍道中は終了!
鉄分もお腹もいっぱい補給して気力回復!天気にも恵まれ最高のテツ日和でした。
おそらく江差線の最期を見届けることは叶わなさそうですが、最後の夏を堪能できただけでも乗り納めとしては十分目的を達成できたと思います。
最後に、江差線が最後まで元気に無事走り続けることを心から祈っております。楽しい時間をありがとうございました。
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【乗り鉄】江差線 札幌発0泊2日弾丸ツアー その2 函館→江差
前回から続きます。
遂に江差線の旅が始まります。
それでも五勝手屋羊羹本舗には行ってきました。もちろん羊羹をゲット。(道中で美味しくいただきました。)
急いで江差駅へ戻り、10:27発木古内行に乗り込むのでした。
次回へつづく!
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遂に江差線の旅が始まります。
6:53発江差行初発列車に乗り込みます。
旅のお供はキハ40。函館近郊のローカル列車は全てこの車両です。
車内は同業者が半数以上を占めていたようですがお盆ということもありお墓参りに出かける沿線住民の方も多数乗車時満員状態に。お年寄りが多かったのでいつも利用している人たちに迷惑をかけられないので席を譲り立席で車窓を楽しみました。
五稜郭を出ると函館のベッドタウンの北斗市上磯地区の住宅街の中を走り、上磯より先からは津軽海峡に函館山が浮かぶ車窓が進行方向左側に広がります。泉沢辺りまでは並走する国道が線路の下を通るのでより近くに海が見えていいビュースポットではないかと思います。
そして約1時間で木古内に到着。既に新幹線の建設工事がかなり進んでいます。近いうちに駅前周辺も大規模な再開発が始まるそうです。ここでは後続のスーパー白鳥号の接続の為長時間停車です。
その間に限定台紙付き乗車券を購入。実は函館からのきっぷはあえて木古内までのものを買って乗りました。木古内からはこのきっぷで江差を目指します。理由は後ほど。
木古内からは電化された主要幹線である津軽海峡線と分岐し純然たるローカル線に。山間を走ります。そして走るスピードもかなりゆっくりに。路盤もそうですが急カーブが他の線区と比べると割合が多い印象。特に吉堀-神明間はそれに25‰勾配も加わり線路を軋ませながら進んでいきます。
稲穂トンネルに入るまでの一部区間の後方展望を撮ってみたのでご覧下さい。かなりの揺れでしたが雰囲気を保つためあえて手ぶれ補正なしで公開します。
ここから先はウトウトしてしまい中略・・・
上ノ国を出ると日本海が車窓に広がってきます。暫し海の眺めを楽しんで・・・
終点江差に到着です。
初めて訪れましたが、凄く懐かしさを感じました。特定地方交通線指定を受け廃線になっていった路線の駅舎でこんなのがあったなぁという印象です。戦後の鉄道輸送最盛期に建てられて今まで大規模な改装を受けていない駅舎だそうで。
1時間後の折り返し列車で戻るので、しばし町内観光をしてきました。
歩いて10分ほどで海へ出ます。…徒歩で1時間で回るには少々厳しい(^_^;)
というわけで駆け足で回ります。
この地で沈んだという徳川幕府の軍艦、開陽丸の実物大モニュメント。
いにしえ街道に入り、ウロコイ辻薬局さんに立ち寄り辻 晴穂さんの写真展を見てきました。9月いっぱいまでだそうです。ご本人様と話ししたりできたらよかったのに。もうちょっと時間が欲しかった。
歩きで1時間で回るのはこれで限界。いにしえ街道を半分も行かないうちに北前坂を登り駅へ引き返します。ニシン御殿の数々や姥神大神宮、江差追分会館は訪問断念。フルで回るには昼の列車で戻る日程でないとダメですね。
急いで江差駅へ戻り、10:27発木古内行に乗り込むのでした。
次回へつづく!
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