早いものでもう3月。年が明けると釧網本線に冬の観光シーズンがやってきてあっという間に終わり雪解けと春の息吹を待つ静かな時期になりました。
昨今の状況から釧網本線の先行きに暗雲が立ち込めてきており、沿線の鉄道ファンの私としても黙ってみているわけにもいかず、何とか地元から情報を発信していきたいと思い、今シーズンは乗り鉄はもちろんのこと、撮影に出かけるようになりました。今回は釧網本線の冬の様子を「冬の湿原号」と「流氷物語号」の2つの列車に分けてご紹介したいと思います。
私の拙い文章、写真、動画で釧網本線の魅力を知っていただき、足を運んでいただけると幸いです。
こちらは初日に乗った時の車窓です。シカも鶴も撮れるとは思わなかった…
さて、今シーズンは冬の湿原号運行初日が休日だったので切符発売初日に指定席を確保してきました。
今シーズンのサボはオレンジ色基調です。夕焼けがモチーフなのでしょうか?
例によって麦ジュースとスィーツに舌鼓を打ちながら車窓を楽しみ…
標茶へ到着。運行初日ともあり歓迎セレモニーなど駅前は賑やかに。
お昼は喫茶ぽけっとさんの冬の湿原号運行期間限定のSLザンギカレーを。
帰りは塘路で交換待ち。その間に撮影会状態に。
初日は無事運行を終えました。わかる人はお気付きだと思いますが、今シーズンから客車にテールマークが付きました。幕も付かず寂しい最後尾だったのがようやくいいアクセントが付きました。
翌日は近場で撮影。早速出場時から迎撃。
いきなり上手く撮れるわけもなく…
流し撮りをしてみたり…
走行動画も撮りました。
翌週は先日書いた通り横浜へ行ったために撮影はお休み。そして2月9日の運行終了後、動輪に基準超の滑走傷が見つかりC11 171は今シーズン絶望となりました…
この影響で乗車や撮影を諦めたという声もちらほらと。今シーズンの実績が出ないと詳細は分かりませんが観光面では少なからずのダメージがあったのではないでしょうか。
そんな中、2月11日からDLに牽引機を変更して運行との報が。そして牽引機として現れたのは…
何と国鉄色のDE10 1690!
実はこの機関車、かつて国鉄時代釧路に配置され釧網本線の混合列車などで活躍。その後長らく函館に籍を移して主にSL補機として黒色に塗られていたものの最近になって国鉄時代の朱色になって釧路へ戻ってきたという老兵。
釧路のDLといえばノロッコ号色が有名ですがこのピンチに大抜擢されました。
話によると、今回は敢えて機関車のヘッドマークを省略したとのこと。それも相まってか国鉄時代に茶色の客車を牽引して活躍していた姿を彷彿とさせる勇姿を見せてくれました。
実はDL、ディーゼル機関車も今となっては貴重な存在。こうして営業運転に出ることはノロッコ号以外ではほとんどありません。SLばかりに注目がいきますがこちらも覚えていただきたいものです。
走行動画も撮ってます。最終日は塘路まで足を延ばしてみました。
そして迎えた今シーズン運行最終日、釧路川橋りょう横の広場で…
来年もSLが運行されることを願って私も所属している釧路臨港鉄道の会が中心となりお見送りイベントを行いました。
横断幕と小旗を振りお見送りをしました。
その模様です。手ブレが酷いので強引に修正して少々お見苦しいですが(笑)
冬の釧網本線は釧路湿原の風景とともに道内唯一のSLが走る非常に魅力的な路線です。ぜひ一度足を運んでいただければと思います。
にほんブログ村 次回は流氷が見れます。
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