今回もこの冬の釧網本線の特集です。今シーズンから流氷ノロッコ号に代わりキハ54系にラッピングを施し専用車両として仕立てた「流氷物語号」の運行が始まりました。そんなわけで…
2月19日、オホーツク流氷の日に取材も兼ねて乗りに行きました。快速しれとこに乗り、斜里から流氷物語4号に乗り換え、3号で戻るという行程です。
知床斜里に着くと予報になかった雪が…
駅待合室には鉄道コレクションを使ったジオラマが。
サボもこの列車の為に作られた専用品です。
着席定員がほぼ埋まるくらいの乗車率で知床斜里を発車。
地元愛好家が中心となったボランティアスタッフによる車販で入手した肴で流氷ドラフトを。
そして程なく浜小清水へ。
網走行は浜小清水で20分程度停車。駅併設の道の駅でじっくりお買物ができました。
結局往路では天気も悪く網走沖では流氷が見えず網走到着。
向かいのホームからなにやら手を振る姿が…
地元のゆるキャラ、ニポポちゃんがお出迎えしてくれました。
慌ただしく折り返して今度は北浜駅へ。知床斜里行は10分停車。
天候は回復してくれたのですが暖気と前日からの西風で端氷程度しかありませんでした。とにかく吹きさらしの風で寒かった…
ド定番スポットなので写真はこの程度で。
あとは流氷が見れるかどうかになったので網走で仕入れたかにめしで腹ごしらえ。
そしてついに待ち望んだ瞬間が…!海一面を覆い尽くす流氷が車窓いっぱいに!
念願が叶って満足のいく旅でした。
復路の車窓も撮りました。もちろん斜里沖の流氷も。
流氷の姿を見ることが出来てよかったのはもちろんなのですが、流氷物語号は他の道内の観光列車とは異なり地元住民の方々がボランティアスタッフとして車販やガイドを務めたり、途中の道の駅で買い物ができたりと沿線自治体・住民が列車の運行を積極的にバックアップしているのが特徴であり、大きな魅力でもあると今回の旅で感じました。流氷観光シーズンの列車は変わってしまいましたが、地域住民のみなさんの今まで以上のあたたかいおもてなしという魅力が加わり、以前にも負けない地域密着型の観光列車として来シーズンも元気に走ってくれることを期待したいと思います。