今年最後の作品投稿です。
夏、久々に函館に行ってまいりました。観光ももちろん楽しんできましたがもう一つの目的は…
やっぱりこうなりました。北海道新幹線で大きく変わった函館の鉄道関係の取材です。
新幹線はもちろんですが一番の目的は道南いさりび鉄道のキハ40。ながまれ号で衝撃を受けさらに7月に山吹色の新塗装車がデビュー。運用によっては朝一の3連で既存の北海道色と合わせて3色が揃うということもあるそうで、その写真を見ていてもたってもいられなくなりお盆休みを利用して取材することにしたのです。
種車は現在在庫がダブつき気味で特売セールでちらほら見かけるようになったtomixのキハ40 700・1700首都圏色。
汚物処理装置点検蓋はモールドされている形状が違います。というわけでトレジャータウンの枠付きパーツに置き換えます。直貼りだと厚みが出てしまうので少し掘り込んでいます。
1700番台では現代では不要でかつ腐食防止の観点からタブレット保護板が撤去されているので削って均します。
ワンマン放送用スピーカー、増設されたドア点検蓋も追加。
前面はジャンパ栓受け凹みが埋められているのでプラ材で埋めて均し、渡り板を別体化するために削り落とし下部をスジ彫りしてディテールを追加します。
屋上はディテールに乏しい水タンク蓋とモノが違う信号炎管をトレジャータウンのパーツに置き換え、無線アンテナの配線を追加。ながまれ号と山吹色は一部の除き屋上機器まで車体色なので屋根板を車体に接着し、隙間を埋めています。
床下にも引き締まるパーツがありますのでご紹介。TNカプラー台座の穴にポン付けできる空気溜めタンクとジャンパ栓上のステップパーツがこれまたトレジャータウンから出ており、これを使用しました。
台車の速度検出装置はATS-DN用のものを追加しています。
屋上機器も同じ色で付けたままでいいのではと思う方もいるかと思いますが、色ムラが発生しやすいので別に塗装しました。
車体帯とその他装飾標記インレタは新発売のトレジャータウンのものを使いました。
インレタの材質は定評のある伸縮性のあるデカールのような材質のものです。とはいえ薄いことには変わりないので取扱いには慎重に。
帯は前面を貼り付けてから側面を貼り付けた方がやり易いです。前面から巻いて少し出た両端を結ぶように合わせます。
ながまれ号は全面ラッピングで難易度が高いですが、窓位置が予め印刷されているのでそれと前面帯を目安に位置を決めて固定して根気よく転写ししっかり定着させてください。小さいものはしっかり定着しておかないと持った時に手に付いたりして剥がれてしまうことがあります。前面は帯、標記・社名ロゴとその周辺、おでこの順番に貼り付けます。
インレタ貼り付け後手すり・渡り板・ジャンパ栓・タイフォン・銘板を接着、色を入れます。
最後に標記とサボを貼り付け、クリアで保護します。どうやらコーティングを行っているようなので艶は強めにしてあります。
わかりづらいですが銘板はインレタセットに付属の専用品です。
北海道色も作りました。函館といえばアイボリーと濃いめの帯の五稜郭色。工期短縮の為アイボリーを吹いた後帯をマスキングではなくトレジャータウンの帯インレタを使用しました。いさりび鉄道にも2両が残っており今回は座席を2+1列に改造した1815にしました。
函館所属車の特徴である前面手すりに取り付けてある警戒色ステップも再現。
というわけでこれでひとまず完成です。
帰省前に音更の十勝晴駅で完成披露イベントを開催。
いさりび鉄道沿線っぽい感じで各車撮ってみました。
最後にプロモーション動画を。
納期がかなりシビアでしたが何とか年内に間に合いました。これで安心して新年を迎えることが出来そうです…
0 件のコメント:
コメントを投稿