さて、最近の模型記事は完成したらアップするといった形で書いておりますが、今年もそんな感じになりそうです。
更新がご無沙汰の場合は手こずっているということでどうか…
2016年最初の(というか2015年中に間に合わなかった)作品は、題名の通り国鉄時代の懐かしネタです。
作るきっかけとなったのがこの2つの緑の箱。
①キハ55 5
準急形として設計され、その後急行運用にも使われたキハ55。そのデビューとなった準急「日光」向けに作られた最初期の5両のうちの5番は、晩年は苗穂で余生を過ごしました。キハ10系に比べ車体幅が広くなったにもかかわらず、前面ガラスはそれと同様のものが使われたり、妻面が丸妻だったりとその独特のスタイルが特徴的でした。キットでもそのスタイルが素組でも再現可能です。
今回も私なりにアレンジを加えております。
尚こちらは昨年のJNMAでの工作実演で屋根のスナップオン化を行っています。これでテールライトの余白を切り詰めることで製品と同様の仕様でライトの点灯化ができます。
苗穂車は前面助手席側と前照灯右側にタイフォンが付きます。また、札幌近郊ではキハ21は普通列車での運用が前提だったのでタブレットキャッチャーは付きません。
昨年、立て続けに55年10月改正以前の札幌近郊の雑多な気動車普通列車の再現にはうってつけの2車種がボナファイデさんからリリースされ、私もその報を受け迷わず入手。
今回はキハ21+キハ22 0番台+キハ55+キハ22 200番台の4輌編成を製作。それぞれポイントを紹介する形で2回に分けてお送りします。
①キハ55 5
準急形として設計され、その後急行運用にも使われたキハ55。そのデビューとなった準急「日光」向けに作られた最初期の5両のうちの5番は、晩年は苗穂で余生を過ごしました。キハ10系に比べ車体幅が広くなったにもかかわらず、前面ガラスはそれと同様のものが使われたり、妻面が丸妻だったりとその独特のスタイルが特徴的でした。キットでもそのスタイルが素組でも再現可能です。
今回も私なりにアレンジを加えております。
尚こちらは昨年のJNMAでの工作実演で屋根のスナップオン化を行っています。これでテールライトの余白を切り詰めることで製品と同様の仕様でライトの点灯化ができます。
このキットのポイントの一つである雨樋の縦樋の自作。1~5番それぞれ形態が異なるために各自で真鍮線等で説明書の図の通り自作するようにとの案内が。
私はφ0.3青燐銅線を使いました。固定具は繊細なディテールを出す為にリード線の中身の極細銅線を車体のガイド穴に合わせ3箇所に通して引っ張って密着させながらごく少量の低粘度瞬着で固定。
車体の雨樋モールドとは高さが合わないのでプラ片と瞬着で上手く接合。
前面側はご覧の通り。助手席側の大部分が車体の中を通っているので小さなL字型です。
タブレットキャッチャー台座は雨樋の上を跨ぐ形で設置。また前面ガラスは本来Hゴムが車体モールドでキット付属の窓ガラスを嵌める形ですが、今回はtomixキハ10系の窓ガラスが嵌るようにHゴムモールドがなくなるくらい開口。貫通扉は製品窓ガラス対応の前回余ったキハユニ25のものを使用しています。
完成後はご覧の通り。
覗き込んでもわからないかもですが、車内の煙突カバーが大きかったので、それも再現してみました。
室内灯が干渉しない程度に上手くやりました。
完成写真です。比較的出回っている写真を参考にし最末期の姿で仕上げました。雨樋から前面上部に直線で巻かれている赤帯がありません。
妻面は資料が出てきませんでしたので他車を参考にしてディテールを付けています。
最末期なので全体的に汚しは強めです。
拡大すればお分かりになるだろうと思いますが、室内に人形を乗せています。
②キハ21 53
キハ20の北海道版として投入されたものの、耐寒耐雪に不備があり比較的少数の所帯となりましたが、ある程度まとまった数が苗穂や苫小牧に配属され千歳線で活躍しました。
キットはtomixキハ20を種車とします。
で、例によって屋根のスナップオン化。
苗穂車は前面助手席側と前照灯右側にタイフォンが付きます。また、札幌近郊ではキハ21は普通列車での運用が前提だったのでタブレットキャッチャーは付きません。
今回初の試みとして、ドアレールをt0.05プラペーパーで作ってみました。キハ55にも同様の加工を行っています。
キハ21は先頭車という設定なので運転士人形を乗せています。
完成写真。両運転台車は標記類を入れる時手すりが非常に邪魔と感じるようになったので後付けでもいいのではないかと考え始めております…今回は検査標記はデカールでお茶を濁すことに。
キハ21もキハ22同様配置区と時代によって前面の装備が変わるので意外と楽しめます。
ロングシート部の客が目立ちます。
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