2014年12月31日水曜日

【2014年回顧】今年もお付き合いありがとうございました



 早いもので2014年も終わりを迎えようとしております。
 今年はJNMAや花月園合宿等新たなモデラー、ディーラー等の方々との出会いが特に多かったように思います。北海道だけではなく、全国規模で繋がりを持てるようになり、今振り返ってもこの趣味を続けてきてよかったとという気持ちで満たされております。


 また、RMM様に単独で4ページで拙作を掲載していただけるという大きな収穫を得ることが出来ました。ただ、今年雑誌に掲載されたのが昨年製作のものであり、今年は作品として製作できたのがようやく2ケタに乗る程度の両数で、ある程度の作り込みは出来ていても製作のスピードと数をそろえないとと課題が残ってしまいました。来年からはまた自ら投稿する、あるいはお話を頂けるよう更に腕を磨いていく所存です。

 拙ブログにお付き合いいただいた皆様、お会いした皆様、本当にありがとうございました。来年もよろしくお願いいたしますm(__)m


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2014年12月29日月曜日

【依頼品】ボナファイデ マヤ34 2008 更新後が欲しい!【もうすぐ再生産】

 HMEが終わり、ようやく落ち着いた9月のある日のこと。釧路を拠点に撮り鉄で活躍し、個展も開くほどの腕前を持つとある方からこんな依頼が。


 これを作って欲しいと。そうです。ご覧の通り全金属性の板キットです。
 個展で手持ちのNゲージを走らせていたらすっかりその魅力にハマってしまったそうで、時々はまなすやDEに牽かれてやってくるコイツの製品が欲しいと探していたらコレに辿り着いたとのこと。キットを作る技術が無いのでお願いできないかということで今回お受けしました。


 実はワタクシ、全金属製キットの組み立て経験は自慢できる程多いわけではありません。キットメーカーの傾向とか素材の取り扱い方など組み立てのノウハウはまだまだ初心者の域。この機会に技術力アップも兼ねてこの度一念発起したわけです。


 ボナさんのキットは瞬間接着剤でもハンダでもどちらでも組み立て可能なパーツ構成ですが、今回はボディの主要箇所はハンダ付けで組み立てました。


 角の隙間埋めのハンダの流し込みが難しい…(結局最終的には瞬着を盛って仕上げました


 側面のルーバーはホワイトメタルとプラなので瞬着で固定。


 検測窓はハンダ付け、点検扉はゼリー状瞬着で点付けし仮止め後微調整してから裏からサラサラ系瞬着を流し込み固定。


 屋上機器は説明書通り採寸して穴あけします。


 ランボードはプラ板で自作。


 サフって隙間凹凸をチェックしながら整形していきます。


 また、更新時にエンジン交換で開口したと思われる屋根の溶接痕を何とか再現できないかと頼まれていたので思案した結果…


 極細のランナー引き伸ばし線を埋めて整形するという結論に至りました。


 屋根はそのまま載せると若干低いことがわかったのでt0.5プラ板で嵩上げしています。


 屋根とプラ板との隙間とRをきれいに出せるかがポイントです。



 内装も欲しいとリクエストがあったので頑張ってみました。プラ板で取り外し可能なように固定にはねじ止めを採用。


 デッキ扉はプラ板の貼り合わせで。


 実車の資料に乏しいので同形式他車の室内の資料を元にそれらしく作成。配給電車様、資料提供ありがとうございますm(__)m


 そしてサフを吹いて下地の最終チェック。


 溶接痕も上手く出せました。


 そして塗装。黄色5号を最初に吹いて帯部分をマスキングして青15号を。



 そして細部に色入れとインレタ転写。検査標記の貼れなさには泣かされました…


 床下の黒は若干艶を落としたものに。


 カプラーポケットにスプリングを仕込んでカプラーが下がらないように対策。


 室内は淡緑色。デッキ扉は銀色でアクセントをつけます。


 屋根はねずみ色ですが、溶接痕の内側は実車の通り色を変えています。


 最後に後部反射板を取り付けて完成です!




 室内の作り込みがアクセントとして効いています。


 そして完成後試運転ということで花月園でマヤ検(違


 そしてはまなす検測「マヤなす」ももちろんやりました。

 久々の金属キットでしたが、上手く独自のアイデアを取り入れることもでき、楽しく組めました。ボナさんからは年明け頃に北海道ネタが出るということで次回はそれにしようかなと…
 金属キット組み立ての技術錬成はまだまだ続きます。


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2014年12月26日金曜日

【イベント参加告知】京王プラザホテル札幌 鉄道模型 新春走り初め 2015~お正月わくわく鉄道プラザ~

 北海道の鉄道好き注目のイベントが来年新春にまた開催される運びとなりました。今回で9回目となります。

京王プラザホテル札幌 
鉄道模型 新春走り初め 2015
~お正月わくわく鉄道プラザ~
日時 2014年1月2日(金)・3日(土) 10:30~16:00
場所 札幌市中央区北5条西7丁目
    京王プラザホテル札幌 地下1階プラザホール
    ※入場無料

 私も今年掲載された雑誌掲載作品の展示を行います。こういった機会はなかなかないと思いますのでお時間がありましたらぜひ会場へ足をお運びください。
 たくさんのご来場をお待ちしております。


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2014年12月23日火曜日

【PDC】GMキハ143加工レシピ

 今年のうちに仕掛けたものを上げていきます。
 
 JNMA実演でも弄りましたが、GMキハ143を主にトレジャータウン製パーツを使いディテールアップを行いました。


 手すりは前面用+α分しか付属していませんので、不足する屋根と中間の妻面分は別に調達する必要があります。


 ランボードは脚付きの土台と踏み板の2ピース構成です。脚を上手く曲げて屋根のRに合わせて水平を如何に出せるかがポイントです。


 無線アンテナは独特な台座の幅が狭いタイプで、取り付けに工夫を要します。


 で、手元にたまたまあったKATOのAssyパーツのアンテナ本体パーツを使い…


 アンテナのど真ん中にφ0.3燐青銅線を差して固定。


 妻面の継ぎ目を消してより実感的に見せます。


 ホイッスルは製品パーツから中身のホイッスルのモールドを全て取り除き、銀河モデルのパーツを使用。残ったカバーパーツそのままではホイッスルがはみ出てしまうのでプラ板で継ぎ足しました。
 カプラーはトミックスのBMTNカプラーを。特にM車はカプラーが干渉しないように台車とカプラーを現物合わせで削る必要があります。


 そして個人的なこだわりを。キハの台車は製品だとDT50そのままなのですが、これを何とかできないか…ということで見つけたのがこちら、KATOのDT61。


 ディテールではジャンク台車のブレーキシリンダーを。取り付けにはボルスタ穴をφ3.2に拡大、高さ調整の為リューターでボルスタ穴周辺と集電シューを削り込みました。


 それでも実車とは多少形が異なりますが、製品そのままよりは良くなったのではないかと自己満足ですw
 なお、M車は枠を切り出して貼り付けてあります。


 そして不安な塗装を。


 グレーはGM灰色9号がドンピシャ。流石GM製品w


 マスキングして帯を塗装。


 グリーンはクレオスルマングリーンをベースに蛍光グリーンと白を適量、紫はフィニッシャーズのラベンダーに白を混ぜて製品色に合わせました。


 標記、ステッカー類はトレジャータウン製です。


 ステップは台車との干渉をチェックしつつ実車の位置を踏まえながら帳尻合わせで車体側に貼り付けていきます。


 明らかに台車の可動に影響する箇所は台車に取り付けています。


 駆け足でしたが一応完成を見ました。




 キハ143-101。トイレが無いので汚物処理装置を撤去しています。ATS車上子を追加したらもっとよくなるかも…




 キハ143-151。M車がT車と台車位置が違うとはステップ取り付け時まで気付かなかった…




 キサハ144-101。こちらは台車をトミックス製に交換、発電機に調色した淡緑色を差してます。
 黒は艶ありとなし同士で調色した若干艶ありの黒を吹いています。


 こうして花月園遠征に間に合わせたのでした。

 トミックスでも同形式が発売されることになりましたが、それでもこちらは学園都市線時代を再現できるので外せませんね。
時間があったら煤と錆の独特のウェザリングをやりたいところ…

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