2014年9月12日金曜日

【HME2014出展作品】キハ56系 急行狩勝1・4号 1984年

 久々の模型ネタです。いつ書いたか忘れたくらいw


 この前、キハ56系のパノラマミック車を作ったのですが…2両じゃやっぱり物足りない!
そんな矢先、出展団体の都合で参加を見合わせていたHMEに作品を出してくれないかとの依頼が。というわけで考えた結果…


 4両を追加改造することにしました。キハ56×2、キハ27・キロ26×各1。


 で、ご覧の顔ぶれになりました。国鉄末期の時代設定の200番台を連結するということで…

・キロ連結の6連
・一部車両にトイレに汚物処理装置が設置されるなどの特別保全工事が行われていた頃
・全車札ナホまたは他区車含む

 この条件を満たす列車といえば…そう、「急行狩勝」です。1984年~1986年3月改正前まで1・4号は札幌発着の4連は札ナホ、旭川発着の2連は旭アサの運用でした。釧路関連ネタです。
資料を集めてみると旭アサ車は何やら札ナホ車とはちょっと違うようで…その個体差を表現してみるのも悪くはないと思ってちょっとこだわってみました。

 というわけで1両ごとに見ていきます。


 ○1号車 キハ56 42 札ナホ




 0番台の中でも標準的な形態の個体です。


 客用扉の丸窓を埋め、下部ドアレールを引き直し、バランサー点検窓は後付けタイプにする為本のディテールを活かし加工しています。

○2号車 キロ26 104 札ナホ




 三笠鉄道村に保存されている個体です。それを参考にディテールをつけています。客用扉の丸窓は板で塞がれている状態を再現。ランナー引き伸ばし線を詰めました。クーラーも1つだけAU13Nに換装してあります。


 また今回は旧製品をベースにしている為、クーラーの位置を修正しています。トイレ側の1箇所以外面にして…


 プラ片で自作したスペーサーで正しい位置に設置し直しました。


 室内も塗装してあります。


 ※3号車はキハ27 211、4号車はキハ56 211です。


○5号車 キハ56 121 旭アサ




 旭川の車ということで前面のナンバー標記が標識灯掛の右側に下がっていたり、放送用コードが標識灯掛にかけられている姿を再現しました。


 また、このロッドからデッキのゴミ箱が半埋め込み式になり、妻板に埋め込みのための凸部が設けられるようになりました。製品はこれの1つ前のロッドをプロトタイプとしている為、それがありません。t0.5プラ板を貼り再現しています。


 この車両はJR化後も青帯を巻いて活躍することになります。特別保全工事を受けているという設定でトイレ点検蓋及び汚物処理装置を追加しました。


 客用扉の点検蓋も大型化されているのでドア方向に大きくしています。(一番下)


○6号車 キハ27 41 旭アサ




 見てお分かりかと思いますが…前面のタイフォン横にあるはずのステップがタイフォン上にあったり、運転席側前部客用扉横の大型手すりが埋められているなど1次車に近い形態に改造されている変形車です。


 キハ27 0番台は給油口が前側に設けてあるので移設しています。

 他、共通の加工として以下を行っています。
 ・手すり・ワイパー・デフロスタ・タブレットキャッチャー別体化
 ・シート・床塗装
 ・室内灯組み込み
 ・人形乗せ


 完成記念に自宅お座敷運転会。







 
晩年は改造に改造を重ねて全く同じ形態が揃うことが逆に珍しい位になっていました。1両1両違った顔で見ていて楽しいです。

 ようやく国鉄時代の急行列車をモノにすることができました。次は特急とかやっちゃいますか?

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2014年9月8日月曜日

【夏の思い出】0泊2日はまなすに乗って東北ぶらり旅 後編

 朝食も終わり、青森駅へ戻ると目を疑う光景が…


 「快速リゾートしらかみ2号 深浦」??????

 あのー、深浦って、どこですかwww


 実はこの前の週に台風の影響による集中豪雨で五能線が路盤流失などの被害を受け、深浦―岩舘間で長期運休を余儀なくされる状況に。この為青森からのリゾートしらかみは1往復のみ深浦での折り返し運転になってしまいました。
 深浦から先は東能代までバス代行になるとのことで、とりあえず乗ることにしました。



 ハイブリット車、HB-E300系。


 シートピッチが広く、眺望抜群の窓。


 グループ向けの4人個室もあります。


 先頭車両は展望席が設けてあります。


 青森を出て弘前までは奥羽線、弘前からは進行方向を変え川部から五能線に入ります。まず山側に岩木山が。


 五所川原駅では津軽鉄道とニアミス。


 鰺ヶ沢辺りからは日本海に沿って走ります。


 そして千畳敷に。リゾートしらかみは一部列車が散策できる程の時間停車します。


 独特の形状をした岩場。


 辺りを見回すとこんな感じ。



 散策後まだ時間があると思い買い出しをしていると…

 
 乗り遅れたwwwww

 発車3分前には警笛を鳴らしてお知らせしますと案内があったのでそれを聞いていればいいなと慢心していたのです。だけど全然聞こえていなかった。余裕ぶっこいてたら列車が目の前を通過していくではありませんか…

 さあどうする?
 お土産屋さんに相談すると深浦駅まではバスが走っているからそれで追っかけるしかないらしい。
 とりあえず深浦駅に連絡して座席の荷物を回収して預かってほしい旨を連絡。バスはそう待たずに来るようなので駅前でバスが来たら手を上げて合図して乗せてもらうようにと。(深浦方面にバス停標識が無い為)


 何とか深浦行きのバスに乗り深浦駅へ。マイクロバスの路線バスに初めて乗りました…あと降りる時ある程度降りる場所の指定ができるようで降車ボタン押した時に「○○で降ろしてください」と申告していたのが印象的でした。


 何とか深浦駅へ到着。荷物を引き取ってひと安心。駅員さん我儘言って申し訳ありませんでした…

 で、ここで狂ってしまった行程を組み立て直すことに。
 深浦から弘前方面へ引き返すには夕方のリゾートしらかみまで待たなければいけない。
 東能代方面へは昼過ぎに岩舘で列車に接続する代行バスが走るという。これに乗れば東能代からは予定の行程通りで行けるらしい。
 迷わず後者の行程に決定。
 


 行程も立て直し落ち着いたところで時間もあったので昼食に。セイリングというお食事処でマグロステーキ丼なるものが食べられるらしいとのことで行ってみたのですが…

 予約完売でした。マグロ漁不漁で予約先着順だそうです。他にも何かないかと探していたら…


 地元産の雪人参を使ったビーフシチューを。ハヤシライスにして頂きました。


 昼食後は代行バスで岩舘へ。



 道路も海沿いを走るので景色はなかなかのものです。


 岩舘から列車に乗り継ぎ。ここでもキハ40に乗れるとはね…w


 山の海岸沿いからだんだんと降りていきます。


 次第に車窓に田んぼが一面に広がるようになると能代市も間近。


 東能代に無事到着。代行バスありだったので五能線完乗カッコカリとしておきましょう。


 駅待合室には寝台特急あけぼのの写真が。暫し見入ってしまいました。


 東能代からは奥羽線を北上し青森へ。言わずと知れた701系街道ですねw


 豪快にモーターを唸らせながら力走。でも100km出てないんですねw


 お風呂に入りたかったので大鰐温泉で下車。


 すっかり日も暮れていました。


 駅から歩いてすぐの道の駅に併設されている温泉浴場でどぼーんと。
 上がった後は盆踊りをやっていたのでちょっと立ち寄ることに。


 ま、そうなりますよね。というわけで地ビールで一杯。


 その後まだ時間があるのでちょっと違うルートで弘前へ。弘南鉄道大鰐線を使います。


 元東急の7000系。


 昔にタイムスリップしたかのような佇まいが何とも。




 遅い時間ともあり乗客は数人。奥羽線とは違い何度も右に左に揺れながらゆっくり走っていきます。なかなか味わうことのできないノスタルジックな時間を過ごしました。


 終点中央弘前駅。ここからJR弘前駅へは徒歩15分程。


 着いた頃には既に20時を過ぎていて商業施設は閉まっておりコンビニくらいしか開いていません。


 ここからはまなすへ接続する最終の普通列車に乗り換え。
 何事もなく青森へ着くと思われましたが…

 新青森で動けなくなりましたwww

 この後は本当に修羅場で殺気立っていたのでろくに写真を撮っていません。とりあえずまとめると…
 
 新青森で交換する対向の列車が青森から出てすぐ駅間で立ち往生し復旧の見込みが立たなくなる
 このままでは接続列車に間に合わないということで乗客全員降りて改札へ向かうように案内
全員タクシーによる代行輸送を言い渡される
はまなす乗換予定の乗客の一部が「間に合うのかよ!?」と駅員に詰め寄る
はまなすは全員輸送完了次第発車すると案内
誘導の上タクシー代行輸送開始
待機列gdgd
青森駅西口で降ろされる
駅構内売店は既に閉店しておりいつ発車するかわからない状況では駅を出てコンビニに買い出しに行けず


 とりあえず何とか乗れたので良しとしましょう。青森を30分以上遅れて出たので函館では機関車交換完了次第発車となり呑気に撮影など出来ずそのまま寝てました。蟹田から先は記憶がありませんw


 朝日を浴びて起床の儀。


 函館で遅れを短縮し数分遅れで無事札幌に到着。

 乗り遅れたり事故で右往左往する羽目になった今回の旅行でしたが、また新しい思い出になりました。五能線完乗はまた次の機会に。



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にほんブログ村 ちなみにこの日はライジングロックフェスに行く乗客でいっぱい。そりゃはまなすに乗れないかもとなると怒りますよね…