久々の模型ネタです。いつ書いたか忘れたくらいw
この前、キハ56系のパノラマミック車を作ったのですが…2両じゃやっぱり物足りない!
そんな矢先、出展団体の都合で参加を見合わせていたHMEに作品を出してくれないかとの依頼が。というわけで考えた結果…
4両を追加改造することにしました。キハ56×2、キハ27・キロ26×各1。
で、ご覧の顔ぶれになりました。国鉄末期の時代設定の200番台を連結するということで…
・キロ連結の6連
・一部車両にトイレに汚物処理装置が設置されるなどの特別保全工事が行われていた頃
・全車札ナホまたは他区車含む
この条件を満たす列車といえば…そう、「急行狩勝」です。1984年~1986年3月改正前まで1・4号は札幌発着の4連は札ナホ、旭川発着の2連は旭アサの運用でした。釧路関連ネタです。
資料を集めてみると旭アサ車は何やら札ナホ車とはちょっと違うようで…その個体差を表現してみるのも悪くはないと思ってちょっとこだわってみました。というわけで1両ごとに見ていきます。
○1号車 キハ56 42 札ナホ
0番台の中でも標準的な形態の個体です。
客用扉の丸窓を埋め、下部ドアレールを引き直し、バランサー点検窓は後付けタイプにする為本のディテールを活かし加工しています。
○2号車 キロ26 104 札ナホ
三笠鉄道村に保存されている個体です。それを参考にディテールをつけています。客用扉の丸窓は板で塞がれている状態を再現。ランナー引き伸ばし線を詰めました。クーラーも1つだけAU13Nに換装してあります。
また今回は旧製品をベースにしている為、クーラーの位置を修正しています。トイレ側の1箇所以外面にして…
プラ片で自作したスペーサーで正しい位置に設置し直しました。
室内も塗装してあります。
※3号車はキハ27 211、4号車はキハ56 211です。
○5号車 キハ56 121 旭アサ
旭川の車ということで前面のナンバー標記が標識灯掛の右側に下がっていたり、放送用コードが標識灯掛にかけられている姿を再現しました。
また、このロッドからデッキのゴミ箱が半埋め込み式になり、妻板に埋め込みのための凸部が設けられるようになりました。製品はこれの1つ前のロッドをプロトタイプとしている為、それがありません。t0.5プラ板を貼り再現しています。
この車両はJR化後も青帯を巻いて活躍することになります。特別保全工事を受けているという設定でトイレ点検蓋及び汚物処理装置を追加しました。
客用扉の点検蓋も大型化されているのでドア方向に大きくしています。(一番下)
○6号車 キハ27 41 旭アサ
見てお分かりかと思いますが…前面のタイフォン横にあるはずのステップがタイフォン上にあったり、運転席側前部客用扉横の大型手すりが埋められているなど1次車に近い形態に改造されている変形車です。
キハ27 0番台は給油口が前側に設けてあるので移設しています。
他、共通の加工として以下を行っています。
・手すり・ワイパー・デフロスタ・タブレットキャッチャー別体化
・シート・床塗装
・室内灯組み込み
・人形乗せ
完成記念に自宅お座敷運転会。
ようやく国鉄時代の急行列車をモノにすることができました。次は特急とかやっちゃいますか?
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