しかし、運転日直前になって気がかりな情報が入ってきました。
「指定席に空席がある」と。
それまでは発売直後に瞬く間に指定席は完売したと報道されていました。が、直前になってキャンセルが続出し、特に土曜日の北見→網走では1両分の空席があるという状況に。一体何があったのでしょうか?
原因は当事者でもないのでわかりません。この話を耳にした私は元々は運転区間沿線を車で回って楽しむつもりでしたがいてもたってもいられなくなり土曜日の夜、みどりの窓口閉店間際の釧路駅へ駆け込み・・・
網走⇔知床斜里間の切符をゲット。こうして急遽乗り鉄で応援しに行くことにしました。
早朝釧路を出て途中、急遽乗り鉄することになったために日中ゆっくり訪れることができなくなる釧網線のレトロな駅舎3駅を訪れることにしました。
北浜駅。あまりに有名な駅ですが初来訪。知床連山は霞んで見えずorz
北浜駅の網走側のお隣、藻琴駅。ここも映画のロケ地で有名ですがここは北浜駅とは異なり、綺麗でスッキリしていて昔そのままの佇まい(駅事務室が喫茶店になってますが)。本物志向の方はこちらの方が好きなのでは?
そのお隣、鱒浦駅。ここは残念ながら上の2駅に比べると状態がよろしくありません。勿体無いです。ドアが渋かった・・・
散策している間に釧路発の初発列車に追い越されてしまいました(笑)
そして網走駅へ到着。駅前では「オホーツクSLフェスタ」が開催されており・・・
グッズ販売やフードコートが設けられてこのように沿線のグルメが楽しむことができました。写真は網走ちゃんぽん(イケ麺バトルより)。
で、肝心の列車はというと・・・
冬の動輪交換以来の復活登板のC11 207。
今年のサボは縁起のいい金基調です。
一日駅長のゆるキャラ、ニポネちゃんがお見送り。
沿線は住民・観光客・鉄道ファンでいっぱいでたくさんの方が手を振っていたのが印象的でした。自治体の中心駅では横断幕や旗を持ってお出迎え。
中でも浜小清水駅ではお菓子のサンプリングが。列車交換による数分の停車時間のうちに手分けして乗客全員に配布されました。頑張ってます。
1時間ほどで知床斜里に到着。
なんと別のツアーでニセコエクスプレスという珍客が。
駅近くの跨線橋からは知床連山がくっきりと。いい眺めでした。
駅待合室ではリアルなプラレールジオラマが。力作です。
帰りは機関車が正向きです。知床連山を背に走るというフォトジェニック的な観点から機関車の向きが設定されています。
帰りも写真撮りたかったのですが、バッテリー残量や早起きのせいか眠くなり気がついたら網走手前でしたw
というわけで網走到着で乗り鉄終了。
今回、1年に1回の単発イベント列車に初めて乗りましたが、沿線自治体はまさにお祭り状態でした。沿線住民のこの列車に対する思いが伝わってきたような気がします。今後はどうなるかわかりませんが、その思いが伝わり来年以降も運転が続けられ、年に一度のお祭りという風に定着して欲しいと願って止みません。関係各所の皆様、お疲れ様でした。感動をありがとうございました。
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